日本の秘境１００選に選ばれた板取宿を訪ねました。
板取宿に着くと今にも雨が降り出しそうでした。
2017-10-14 の出来事です。
板取宿って？
入り口近くに設置されている案内板には以下のように書かれています。
板取宿の由来
戦国時代までの越前への陸路は山中峠を越える古道（万葉道）
と木の芽峠を超える北陸道（西近江道）だけであった。
柴田勝家が北ノ庄に封じられ信長の居城安土の赴く最短路として
天正六年（１５７８年）、栃ノ木峠の大改修を行って以来、人馬
の往来は頻繁となり、越前南丹の重要な関門の地として板取宿を
置き宿場馬３０頭、人足６０人が常備された。
板取宿は北国街道（東近江路）の玄関口として、あるいは近江・
越前・両国を結ぶ要の宿として発達したのである。
江戸時代には家康の子、結城秀康が入国以来関所を設け旅人を
取り締まった。後に板取番所として、藩士が駐在した。
番所の構造は宏壮な門構えの内に、間口三間、奥行三間半の平屋
建ての棟を設け、刀、弓矢、火縄銃、具足を備え、役人３人、足
軽１人が常駐し、厳重な警戒に当っていた。
板取には幕末の頃、戸数５３戸・うち３軒の問屋をはじめ、７軒
の旅籠、３軒の茶屋のほか継立従事の家が建ち並んで賑わったと
いう。
今も甲造り型や、妻入り型の茅葺の民家が昔のまま保存されて
いる。
さて、ご案内しましょう
こんな日に誰も来ないですよね。
誰一人いません。
人の気配を感じません。
ちょっと怖い雰囲気…
いきなり連れに腕を強く握られてビッビッた！
「なにかいた！」 w(ﾟoﾟ)w ｵｵｰ!
振り返ると足軽が出できそう！
かつては５３戸もあったそうですが
昭和50年に廃村になり、今では４戸を残すのみ…
現在は無住となっています。
茅葺屋根、土壁、木戸、そして石畳が当時の風を感じさせてくれます。
ここの茅葺屋根は「兜造り」だそうです。
兜に似ている気がしますよね。
板取宿観光案内
住所 南越前町板取
開館（利用）時間 9：00～17：00 *受付等はありません。
*受付等はありません。
交通アクセス 北陸自動車道今庄ICから車で20分
＊冬はノーマルタイヤでは無理。必ず冬タイヤで！
駐車場 有り ５台程度
トイレ 有り （駐車場に併設）
＊男女とも和式
所要時間 ３０分
＊今では４戸を残すのみなので
お問い合わせ先 南越前町教育委員会今庄事務所 0778-45-8003
案内地図
自動販売機 一切ないので飲み物は持参を！
最近、CRAFT BOSS ブラック の虜です ♡
まじに！常温でも美味しいです。
香りも大好き！
［ その他の情報 ］
NPOを通じて宿泊体験ができるようです。
↓↓↓
おわりに
平成２８年８月１日に国の登録有形文化財に登録されています。
今から遡ること４３８年前の戦国時代
信長も勝家も足軽たちもたしかに生きていました。
こちらに来ることがありましたら是非訪ねて
当時の風を感じてみて下さい。
振り返ると足軽が…
この後、車で木ノ芽峠に少しだけ寄り
秋の山野草たちに出会うことが出来ました。
またの機会に詳しく紹介したいと思います。
持っていったコーヒーの香りが引き立って
いいわ～
では、また…
出会った山野草の写真をおまけでアップします。
よかったら、続きをどうぞ…
（追記）
お・ま・け
木ノ芽峠
この日は曇天で暗～い印象ですが
木ノ芽峠は、とても美しいところです。
紅葉が始まりつつあります。
BGMは、これで…
Diana Krall - I'm Not In Love
板取宿と木ノ芽峠で出会った山野草たち
タンナトリカブト（花言葉「復讐」「人嫌い」）
アキノキリンソウ（花言葉「安心」「幸せな人生」）
マツヨイグサ（花言葉「移り気」「 ほのかな恋」）
オヤマボクチ（花言葉「たくましい」）
アキチョウジ（花言葉「秘めやかな思い」）
シシウド（花言葉「健康美」）
セイタカアワダチソウ（花言葉「元気」「生命力」）
＊侵略的外来種の一つ
名知らず？… 外来種？
木ノ芽峠の美しい秋の実り
ノブドウ
マムシグサの実
ムラサキシキブ
お・わ・り
冬になると木ノ芽峠は雪に閉ざされます...
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